塩対応とは言わせない
/松森 悠人
『塩』が連想させるものは色々あります。例えば、しょっぱい、辛いなど味覚としての塩、日本に古くから料理に使われてきたという調味料としての塩。時には、お祓いやお清めに使われる聖なるものとしても扱われる塩。このような連想をさせる塩ですが、現代には塩対応という言葉が存在します。広辞苑には載っていませんが(第六版参照)goo辞書によると『冷たい対応、素っ気ない応対。 人への対応が冷たいことを指す。』と書かれています。しかしながら、塩の国である赤穂市には塩対応という言葉は全く当てはまりません。塩というだけで感覚的なマイナスイメージがつきやすいですが職人さんが一年かけてつくる赤穂緞通に込められている思いや、熱い所で熱い想いを込めてつくる塩、赤穂市をより良いところにしたいという思いが伝わってくる市の職員さんの姿勢や30分の説明のはずが最後まで説明してくださった博物館の学芸員さん、町の歴史を詳しく教えてくださったガイドさん赤穂市を良くしたいと思っている皆さんをみていると塩対応には程遠いと赤穂市を訪れた人々は感じると思うのでこのようなタイトルをつけさせてもらいました。また、このタイトルは赤穂市民の皆さんが赤穂市をいい所にしようとするためにかいた汗が塩となって塵が積もっていい所に考えているので、塩対応とは言わせないというスローガンみたいに受け取ってもらいたいという考えも込めています。
●赤穂緞通と世界
一枚に一年かかると言われている赤穂緞通ですが、体験してみて一年でつくれるのかと思うくらいに作業行程が細かく繊細な作りでした。職人さんもおっしゃっていましたが、食えない仕事だと思います。しかしながら、あの1畳にかけている思いが伝わってきて、聞いているこちらの方まで熱くなりました。ただ思いがあっても知名度が全くといっていいほど無いのは事実、伝統を受け継いでいくのはとてもよいことだけれども売れなければ受け継いできた伝統も消えてしまうでしょう。なのでまず優先しないといけないのは知名度の向上です。僕の意見としては商品として売ることを目的にせずアート作品として世界的に認められるようにすればいいと思います。
●住みやすい町赤穂
僕は赤穂市に訪れて気づいたのは、観光でいくより住みやすい町だと感じました。交通面はあまり良くないかもしれませんが、水がとてもきれいで水道料金が日本一安いというのはもっと誇ってもいいと思います。観光で行くには少し見所が少なくいろんな所に点々と観光スポットがあるので回りにくく感じました。坂道がおおいのでクロスバイクで走れれば楽しいかなとおもいましたが道が走りにくいし狭いので危ないので自転車は無理そうです。せめて海岸と海岸に繋がっている一本道があれば楽しくなりそう、淡路島にはよく自転車で行く人が多くアワイチと言われ親しまれています。淡路島も特になにもないけれどもアワイチ目的で行く人がお金を落として行くんだ海浜浴場まで自転車ロードを作ってみたらどうでしょうか。
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